当院の和痛分娩安全管理は②
前回のつづき。
当院で行う和痛分娩は、実施前日に入院します。
麻酔用の細いチューブ ( カテーテル ) が
誤まって危険な部位に潜り込んでいないか
慎重に確認し、テスト投与で異常反応の無いことを
確認したうえでないと始めません。
麻酔が開始した後も、
何度も妊婦さんのところへ行って少しでも異常が
疑われれば中止またはやり直しします。
少子高齢化といわれ久しい昨今、
和痛分娩が妊娠予備軍の不安を少しでも和らげる
一つの大きな福音になると信じています。
今回の報道は、
我々産科医師に対する期待の大きさと、慎重さに
対する注意喚起であることは十分に認識すべきだと
当然ながら思います。
さらには
妊婦さん、そして和痛分娩を検討中の女性たちに
正確な知識と安全管理を徹底すれば、
決して危険極まりないことではありません、と
心の底から広く伝えたいです。
出産に対する恐怖を植えつけられるだけに
終わることのないよう、強く願うばかりです。
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