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2017年6月13日 (火)

当院の和痛分娩安全管理は②

 
前回のつづき。
 
当院で行う和痛分娩は、実施前日に入院します。
 
麻酔用の細いチューブ ( カテーテル ) が
 
誤まって危険な部位に潜り込んでいないか
 
慎重に確認し、テスト投与で異常反応の無いことを
 
確認したうえでないと始めません。
 
麻酔が開始した後も、
 
何度も妊婦さんのところへ行って少しでも異常が
 
疑われれば中止またはやり直しします。
 
 

開院5年目で
 
一度も大きなトラブルはありませんが、
 
「医療に絶対はない」と肝に銘じて、
 
一人ひとりの妊婦さんに、丁寧に慎重に
 
和痛分娩を行っています。
 
Akachann
 
 
少子高齢化といわれ久しい昨今、
 
和痛分娩が妊娠予備軍の不安を少しでも和らげる
 
一つの大きな福音になると信じています。
 
 
今回の報道は、
 
 我々産科医師に対する期待の大きさと、慎重さに
 
対する注意喚起であることは十分に認識すべきだと
 
当然ながら思います。
 
さらには
 
妊婦さん、そして和痛分娩を検討中の女性たちに
 
正確な知識と安全管理を徹底すれば、
 
決して危険極まりないことではありません、と
 
心の底から広く伝えたいです。
 
 
 出産に対する恐怖を植えつけられるだけに
 
終わることのないよう、強く願うばかりです。
 
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